娘「今年はどんなのにするの、クリスマスケーキ」
私「いつもの切り株ケーキだよ」
娘「あれ、飽きた」
私「じゃあ何年か前に一度作ったホワイトクリスマスは?」
娘「ホワイトチョコあんまり好きじゃないし」
私「あのねー、代替案出さずに人のアイデアを否定するのはやめて」
娘「まるこが飾り付けするから、スポンジ焼いて」
※
私「まるこー、スポンジできたよ。切るの手伝って。二段?三段?」
娘「三段!……イチゴこれだけ?足りないよ。クリスマスにショボイケーキなんていや」
私「足りると思うけどなぁ……そんなに言うなら自分で買っておいで。その間におかーさんがナッペだけしとくから」
※
イチゴ買って帰宅した娘、ナッペされたケーキを見て
「もしかして、おかーさん、ナッペ苦手?」
「うん、一番苦手な作業」
「ふ~ん、まるこすっごく得意だよ~。家庭科の先生に褒められたもん。……あ~あ、苦手な人の痕跡があるよ」
「いいの、そこはナッツまぶして隠すから」←こういうことは得意。
来年からナッペはまるこ担当ね。
じゃ、飾り付けよろしく!
※
スライスしたイチゴを並べるのに、案外苦戦する娘。
「おかーさん、そういう作業は得意なんだけどなー。昔ケーキ屋さんでバイトしてた時、フルーツケーキの飾り付け担当だったんだから」
ちょっと威張ってみせる母。
結局イチゴはかなり余り、ふたりのおやつということにして全部食べてしまった。
なんだかんだで楽しいケーキ作りでした。